2003年は
「変革」「行動」
「実践」の年

理事長 松永 清美
 介護保険制度が始まり3年が経とうとしている。社会福祉法人の存在意義までが問われはじめた。世の中をながめても、異常な景気停滞、リストラ、倒産・・・これまでのシステムや価値観が通用しない時代である。「成長」よりも「恒常」、「量的拡大」から「質的拡大」への意識改革が必要だと思う。元気を取り戻そう。今を見るだけではなく、今を作っている土台を見る。過去を忘れようとするのではなく、振り返りながら、現在を見つめ、未来につなげることを考えなければならない。親にしてもらったこと、返したこと、迷惑をかけたことなどを思い返す・・・自己を再解釈することで元気になれる。社会全体が、地域社会が、組織が人々の協働によって築かれ、誰もがその一員であることを忘れている。他人がいて自分がいる・・・今、人から生かされていることがわかれば、ますます元気になれる。病気の6、7割は、心が絡まっているからである。
 新年のキーワードは、「変革」「行動」「実践」。社会福祉法人制度改革、介護保険制度改革、介護報酬引き下げに耐えうる組織創りが必要である。「変革」「行動」「実践」するために、個々人の能力を最大限に発揮しうる職場環境を整える。
 目指すべきもの、しなければならないもの、したほうがよいもの、忘れてはならないものを明確にし、法人が提供するサービスの全体像を客観的に見つめ、目標を達成するためのより効果的かつ具体的な方法を吟味し、組織全体で合意し、実行し、評価し、改善する。無気力、問題先送りから脱却し、新たな価値を創造していく姿勢が大切だ。関連の医療法人松永会とも連携・協働し、全力を挙げて今年を変革の年にしていきたい。

INFORMATION 理事長松永清美が執筆した「病は気から―カウンセリングと内観療法」が出版
山口新聞に165回連載された記事をもとに、理事長松永清美が執筆した「病は気から―カウンセリングと内観療法」が文芸社から出版された。理事長は、カウンセリングを3年間試したが、「心の底が見えない」ことを実感し、内観療法を始めた。内観療法は1週間宿泊してテーマに従って自分の過去を年代順に調べる心理療法。うつ病になり薬を飲んでも症状が良くならない人、登校拒否になった子やその親など悩み苦しむ人が病院に駆け込んでくることもある。「人格は6歳までに形成されるため、自分の過去が安定しないと現状も変わらない。」「人間の性格を変える薬はない。人格が丈夫になればストレスも感じず病気にならない。」と理事長はいう。「心の世界」「内観とカウンセリング」など4章からなる。内観療法に関するお問い合せはMHC(メンタルヘルスセンター)電話0832-45-0235まで。

行事

みかん狩り
日に当たったみかんは
甘くて、おいしかったですね。

11月3・10・17日 久山園にて
クリスマス会
12月25日 ケーキ&サンタ・トナカイが登場し、各階の食堂と居室へプレゼントを届けました。

初詣
1月19日 彦島八幡宮にて
どんど焼き
ホクホクのおいもはおいしいね。

餅つき
 
12月28日▼福祉体験学習
玄洋中学生(3名)来苑。餅つき、福引きのお手伝いをしていただきました。
▼冬風の吹く煙の中、苑庭にて職員がせっせと餅をつき、割烹着姿の利用者の方々に馴れた手つきで、お餅をたくさん丸めていただきました。つきたての柔らか〜いお餅を昼食時に召し上がっていただきました。

演芸会

11月24日 デイサービスフロアいっぱいに大集合!入居者の皆様によるカラオケご披露、ボランティアさん・職員による演芸など笑いあり、拍手あり・・・楽しい演芸会でした。



ホームヘルプサービス紹介
 アイユウの苑ホームヘルプサービスでは、現在、18名のホームヘルパーが約70件のご利用者様のお宅を訪問しております。
 ホームヘルパーは皆様の自立を支援することを目標とし、ご自宅に訪問し、家事や身体介護などの身の回りのお世話をさせていただいております。
 笑顔と優しさで、お一人おひとりのニーズに合った、きめ細かいサービスを提供することをモットーに、ホームヘルパー全員で毎日頑張っております。
デイサービス紹介
 ご利用者様がお仲間やスタッフと笑顔で、快適な1日をお過ごしいただける空間をご提供してまいります。専用車での送迎に、ご入浴、お食事、趣味活動をお楽しみいただけます。
 現在、一日の定員は40名です。



訪問☆ボランティア活動報告☆
ありがとうございます





11月6日
(1)森ん子の会様による大正琴演奏。

11月9日、12月11日
歌謡ボランティア山根・鎌田様来苑。

11月21日
福祉体験学習長府中学生(7名)来苑。

12月6日
(2)西山小学校4年生来苑。歌や踊り、なぞなぞ等のふれあい交流をしていただき、ひ孫さんとご対面された方もおられ、生徒さんに元気をいただきました。

12月12日
園芸ボランティアさん(9名)来苑。屋上花壇の苗植え作業をしていただきました。

12月16日
(3)ヴァイオリン&ピアノ演奏伊東まさ子・みち子様。

12月21日
(4)梅光女学院生によるハンドベル演奏。毎年、楽しみにされておられる方々もいらっしゃいます。

施設紹介  こちら「アイユウの苑」です

新館 談話室・食堂
普段は皆様のおしゃべりの場であったり、洗濯物をたたんでいただいたりとちょっとした団らんの場となっております。
また、文化祭では「お茶席」に変身するなど多目的に使われております。


2階本館東側パントリーにて
12月15日 お寿司作り
ご家族と一緒にお寿司を作っていただきました。(左写真)

1月26日 ぜんざい作り
餅つきでついたお餅を入れあま〜いぜんざいを作って召し上がっていただきました。

生け花クラブ&ボランティアさん紹介

ボランティアメンバー
岡田稔江・帆足光子・仲谷茂子・小野喜恵(計4名)(敬称略)
 生け花は、毎月第1金曜日13時30分から15時までデイサービフロアで行なっております。ボランティアさんのご協力により、皆様に思い思いの花を生けていただいております。中には男性の方も熱心に参加されています。
<ボランティアさんよりコメント>
季節を感じさせる色とりどりの花の中でおしゃべりをしながらお花を生けてみませんか?
何かうれしい事が近づいてくるようですね。ぜひ、教室をのぞきに来てください。


入居者の声

Q 苑での生活はいかがですか?



橋本 清子 様
 戦時中は衣食住に関してはとても貧しく、大変でした。当時、食べる処遇に関して人は醜かったです。今は高齢者の老人ホームができて、生活がいいですよ。今になってみれば、幸せです。職員はみんな平等に接してくれ、(回診時)先生は笑わせてくれますよ。

楠瀬 タケ子 様
 寝たい時に寝て、起きたいときに起きて、職員さんに色々としてもらっていますよ。テレビが好きで時代劇、クイズ番組、サスペンスなど見るのが楽しみ。何かお手伝いできることがあれば、気分転換になるので声をかけてほしいです。体調が良くなったら、外出したいです。ピクニックとか、いいですね。

田中 好子 様
 ここでの生活はとてもいいです。歌が好きで、歌うと体にいいですね。お友達(入居されておられる方々)と一緒にカラオケもできて楽しい。歌はいいよー、人間の本当の生がでているから。
 毎月俳句クラブに参加されておられるご本人に、新年に受診に向かう車の中で詠まれた句を披露していただきました。

手にうけて 口に当てたい
ボタン雪
 

サービスのご案内
特別養護老人ホーム アイユウの苑
アイユウの苑 ショートステイ
アイユウの苑 デイサービス(配食サービス)
アイユウの苑 訪問入浴サービス
アイユウの苑 ホームヘルプサービス
アイユウの苑 訪問看護サービス
彦島アイユウの苑 在宅介護支援センター
アイユウの苑  ケアマネジメントセンター

編・集・後・記
1月19日に年賀状くじの抽選がありましたが、皆さんはどうでしたか?今年も施設にたくさんの年賀状をいただきました。が、残念ながら切手シートが2つ当たっただけでした。来年こそは大当たり!を期待しつつ‥・今年もヨロシクお願いいたします。(K)
これからの行事

春には桜の木の下でお重にいっぱい詰められたお弁当を広げ、桜にうっとりしながら、時間を過ごしていただきます。桜のじゅうたんの上を散歩したり、はらはらと舞い落ちる花びらの中、歌やゲームを楽しんだりします。桜にほろ酔いながら、季節感を味わっていただきます。
2月
豆まき
3月
ひな祭り
4月
お花見
花祭り
法話